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人材不足が恒常化する中、人材の確保に職業紹介事業者を利用する医療機関もあるでしょう。ここでは、2024年9月末に厚生労働省が発表した資料(※)から、医療関連分野の職種別平均手数料に関するデータをご紹介します。
上記調査結果から、地域ブロック別に2022年度の医療・介護・保育分野における職種別平均手数料をまとめると、下表のとおりです。
全国の結果をみると、医師が98.4万円、看護が63.0万円、保育が63.4万円、介護が54.6万円でした。
なお、同資料による価格帯別の平均手数料については、医師は100万以上200万未満の事務所数が最も多くなっています。看護では70万以上80万未満が、保育では60万以上70万未満が、介護では30万以上40万未満と40万以上50万未満が最も多くなりました。
職種・地域ブロックごとの紹介手数料について、医師は四国が119.5万円で最も高く、南関東、中国、北海道も100万円を超えました。最も低いのは近畿で62.6万円となりました。
看護は北陸が74.1万円で最も高く、東海と南関東も70万円を超えました。最も低いのは北海道で33.8万円でした。
保育は南関東が70.1万円で最も高く、唯一70万円を超えました。最も低いのは東北の49.5万円でした。
介護は中国が59.3万円で最も高く、四国と北陸、東海も55万円以上となりました。最も低いのは北関東・甲信の48.0万円でした。
最も高い地域と低い地域の金額差をみると、医師が56.9万円、看護が40.3万円、保育が20.6万円、介護が11.3万円となっており、医師と看護の金額差が大きいことがわかります。
職業紹介事業所を利用する際の参考にされてはいかがでしょょうか。
(※)厚生労働省「地域ブロック別の職種別平均手数料及び離職率について」
ここでの平均手数料額は、常用就職件数(無期雇用または4ヶ月以上の期間を定めて雇用される者)の合計値とそれに係る手数料の総額より算出しています。また、地域については求人施設の所在地ではなく、職業紹介事業所の所在地が属する都道府県別にまとめたものです。地域ブロックの詳細は以下のとおりです。